今回はマルチプレイ日記をお休みして、無料の高機能画像編集ソフト「GIMP」を使用して、マインクラフト1.8用スキン画像の編集をする方法をご紹介します。
「GIMPとは?」
今回、マインクラフト1.8用スキン画像の編集に使用するフリーソフト「GIMP」は、photoshopのようなレイヤー機能やパスツールなどを備えた非常に高機能な画像編集ソフトで、無料でダウンロードでき使用する事が出来ます。
▶GIMPダウンロードはこちら
GIMPのダウンロード・インストールが終わったら、現在使用しているマインクラフト1.8用スキン画像データをGIMP上で開きます。
スキン画像の開き方は「ファイル」から「開く/インポート」を選択し、スキン画像データを開きます。
スキン画像データは64×64ピクセルの小さな画像で、このままでは細部が見えにくいので、「虫眼鏡ツール」の拡大を5〜6回クリックして拡大しておきます。
「マインクラフト1.8用スキン画像の展開図について」
拡大してスキン画像が見やすくなったら、肌、髪、服などのパーツごとに選択範囲を作成して色を変更していくのですが、その前に展開図のどの部分が実際のゲーム上で見るキャラクターのパーツに対応しているのか画像にまとめましたので参考にしてみてください。
「色を変えたい部分の選択範囲を作成する」
マインクラフト1.8用スキン画像の展開図とパーツの対応が理解できたら、まず始めに、GIMP上でパーツ別に選択範囲を作成していきます。
選択範囲の作成方法は色々ありますが、今回は任意の色を基準にして、同じような色のグループで自動的に選択範囲を作ってくれる「色域選択ツール」を使用します。
まずは左上のツールボックスアイコンの中にある「色域を選択ツール」をクリックし、マウスカーソルが色域選択ツールのカーソルに切り替わったら選択したい色をクリックします。
クリックすると選んだ色の近似色が破線で囲まれ、選択範囲が自動で作成されます。
この状態で全てきれいに選択されれば良いのですが、下記画像のように選択範囲から漏れている箇所がある場合は、「shifキー+クリック」で選択範囲から除外された部分をクリックする事で選択範囲に追加する事ができます。
パーツごとの色が似ている場合には、上記の方法だと余計な部分も選択範囲として追加される事もあるので、その場合は「選択」メニューから「クイックマスクモード」をクリックし、余計な部分を「鉛筆ツール」で黒色を指定してから除外したい部分を塗りつぶすと、余計な部分の選択範囲を消去する事ができます。
これで色を変更したいパーツ部分が選択された状態になったので、次に「色」メニューから「色相ー彩度」をクリックします。
クリックすると色相や輝度、彩度をコントロールできるウインドウが開かれるので、色相のスライダを左か右にスライドさせると選択範囲で囲まれた部分の色が変更されます。
こんな感じで、変更したい部分の色を選択範囲で次々にマスキングして色を変更していけば、色違いのスキン画像が簡単に作成できるのですが、この方法だと一旦変更したスキン画像をまた違う色に変更したい時、一から色域選択でマスキングしていかないといけないので、同じデザインのスキン画像から数種類のカラーバリエーションを作りたい場合は非効率的です。
ですので、色を変更する前に、肌、髪、服などのパーツごとに先に選択範囲を作成して保存しておく方法もご紹介します。
「パーツごとに選択範囲を保存する方法」
先ほどの同じ色が選択範囲として囲まれた状態になったら、「選択」メニューから「チャンネルに保存」をクリックします。
クリックするとアルファチャンネルに選択範囲が保存されますので、チャンネルレイヤー名をクリックして分かりやすいパーツの名称に変えておきます。
上記の手順をパーツごとに繰り返して、それぞれのパーツ分の選択範囲用を保存しておきます。
全てのパーツがマスキングできたら、「ファイル」メニューから「名前をつけて保存」を選択し任意の保存名で一旦保存しておきます。
後は保存されたチャンネルレイヤーから色を変更したいパーツのレイヤーを選択してから、ゴミ箱アイコンの隣にある赤い四角のアイコンをクリックすればパーツ別の選択範囲を読み込めます。
後は、それぞれのパーツ別に色の変更を行えば、マインクラフト1.8用スキン画像の色を簡単に変更・編集できます。
ちなみにマーピーはアレックススキンの色を変更してゾンビバージョンのマインクラフト1.8用スキン画像を作ってみました。
今回作成したアレックス用スキン・ゾンビバージョンのスキン画像はPicasaウェブアルバムにアップしているので、リンク先から画像を保存して自由にお使いください。
▶マインクラフト1.8 アレックス用スキン・ゾンビver.
パーツ別選択範囲を作成しておけば、スキン画像のデザインが変わらない限り、同じパーツ部分を選べるので、たくさんカラーバリエーションを作りたい時は選択範囲を使い回せて非常に便利です。
以上、「GIMPでマインクラフト1.8用スキン画像の色を変更・編集する方法」でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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